プログラムについて
今年度も「かくだ創業スプラウト」では、食の創業支援を目的とし、「食」に関する起業をサポートするワークショップ【社長料理人への道】を開催します。9月8日にコワーキングスペースGomboppaでDAY1を実施しました。
社長料理人 聞きなれないのもそのはずです。
「社長料理人への道」のために考えられた言葉なんです。
【社長料理人】=【経営者】と【料理人】の両立をめざす起業家
小さい飲食店を経営する場合、起業される方は、「起業家」であり「経営者」かつ「料理人」であるケースが多いかと思います。どの要素が欠けても事業はうまくいきません。 そこで、本プログラムでは「経営者」と「料理人」の両立をめざす起業家を育成サポートすることを目的としています。ありそうでなかったプログラムです。
全8回の講座を通して、「食」の基礎力、創業の基礎知識、商品開発力を養成します。そのために専門の講師陣を招き、レクチャー/ワークショップ/フィールドワーク/試作・発表/ビジネスプラン作成を総合して実施します。起業後も持続性が高い業態の確立を目指します。
本プログラムを通りてチャレンジする事は、以下の4点です。
①自分の想いを深堀りして明確にすること
②想いを共有するツールとして、ビジネスプランを作成
③角田の食材を利用したメニュー開発
④成果発表会でプランとメニューをプレゼン
最終成果物は以下の2項目です。
①角田市の食材を利用したメニュー開発 or 商品開発
②ビジネスプランの作成、発表
事業アイディアの整理
第1回となる今回は、オリエンテーション、飲食店のケーススタディを行い、事業アイディアの整理を行いました。飲食店を開業希望する多くの方は、〇〇屋さんを創業したいという考えで出発します。しかし、本プログラムでは、その背景にある”なぜ”を大事にします。創業後のモチベーションに大きく関わる事業の目的を、自覚する事から本講座は始まります。
目的を明確化し、その目的を達成するためには、どのような事業が良いのかを検討します。そのために、目的の把握と事業のアイディア出しのためのワークシートを利用し、簡単なワークショップを行います。「なぜ・誰に・何を・どのように」というアイディアの骨格を踏まえて、パターンを揃え、アイディア間で比較検討していきます。
次に、比較して客観的に評価が高かったアイディアをベースに、リーンキャンバスを作成します。リーンキャンバスとは、成功するスタートアップに学んだ、ビジネスモデルの設計方法です。ビジネスモデルというと、事業計画書が一般的ですが、作成するのに時間がかかる等のデメリットが幾つかあります。リーンキャンバスには、ビジネスモデルを作成する上で以下の3つのメリットが存在します。
・高速性
リーンキャンバスは1枚のシートであるため、短時間で描く事ができます。また、修正も容易です。仮説検証しながらPDCAを回し、ビジネスモデルを更新していく事が可能です。
・簡潔性
リーンキャンバスは1枚のシートであるため、簡潔な内容で描かれます。よって本質が分かりやすくなり、的確なフィードバックを得る事にもつながります。
・携帯性
リーンキャンバスは1枚のシートであるため、持ち運びや共有が容易にできます。チーム内での共有、関係者への提案、フィードバックの獲得などに効果的な特性です。
今回は、現状のビジネスモデルを、リーンキャンバスを利用して作成しました。本プログラムを通して、このリーンキャンバスを加筆修正していきます。この4か月間で様々な知識を吸収し、今後の事業に継続して向き合うことで、リーンキャンバスをブラッシュアップしていきます。本講座では、まさにパートナーのような存在として、常に参加者の傍らにいる存在となります。
次回の社長料理人への道は、9月22日(日)となります。角田市の食材を実際に調査して、参加者の気になる食材をテイスティングします。本プログラムでは、角田市の食材を利用したメニュー開発も行いますので、地産地消のメリット・デメリットや注意点も解説します。メニュー開発のベースとなる講座です。
日 時:9/22(日)10:00~15:00
場 所:コワーキングスペースGomboppa
テーマ:角田市内の食材レクチャー
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