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執筆者の写真sprout

【社長料理人への道】DAY4レポート

更新日:2019年11月3日


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「かくだ創業スプラウト」では、食の創業支援を目的とし、「食」に関する起業をサポートするワークショップ【社長料理人への道】を開催しています。10月27日(日)にDAY4を実施しました。早いものでプログラムも折り返しとなりました。今回も午前の部は、リーンキャンバスのディスカッションを行いました。午後の部は、宮城県6次化サポートセンターの6次化プランナー狩野浩一様をお招きし、6次化についてのレクチャーをして頂きました。狩野さんはプランナーであると同時に、ご自身でも商品化に取り組まれています。事業化の体験を踏まえた狩野さんのお話に、質問が次々と飛び出す活気のある回となりました。




出発点を決める

プログラムが始まった9月から、一貫してリーンキャンバスのブラッシュアップを続けています。ビジネスプランをベースとなるリーンキャンバスですが、9つの項目を埋めるだけの非常に簡潔なツールです。しかし、9つも項目があるとも言えるので、一つの軸を通して全項目を記述する事に戸惑ってしまう事もあります。記述内容が途中でぶれてしまうんですね。そこで、本講座ではいずれかの項目のうち一つか二つを固定する作成方法を推奨しています。固定した項目を基に、論理的に他の項目を記述していきます。


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リーンキャンバスは順番にこだわらずにドンドン加筆、修正していく。

受講生とのディスカッションの後、顧客の層と独自の価値提案が明確になってきたので、その二つの項目を固定しました。そうすると、リーンキャンバスがするすると埋まっていきます。リーンキャンバスの作成では、9つの項目を網羅して他者に説明する際に、論理的に辻褄が合わなければいけません。しかし、作成段階では、どの項目がビジネスプランの震源地となってもかまいません。例えば、コスト構造や収益の流れからスタートし、他の項目に派生していく事もあり得ます。自身の事業の最も特徴的といえる要素や、大事にしたい項目から始めてみる方法もオススメです。




6次産業とは
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6次産業化プランナーの狩野さん

午後からは、6次産業化プランナーの狩野浩一さんをお招きして、6次化のポイントを解説していただきました。

まず始めに6次産業とは、


1次・2次・3次それぞれの産業を融合し、新たな産業、付加価値を生み出す取組み


の事をいいます。6次産業の具体例としては、以下の3つに分類されます。


●地域複合型アグリビジネス

農水産品のブランド化、農家レストラン等、地域資源を活用し、「生産、加工・製造、販売」までを一貫してして行うビジネスモデル


●次世代ツーリズム

収穫体験、農家民宿等、都市部で体験できない農村部ならではの自然、食材等を楽しむ活動


●ふるさと回帰産業

地方での暮らしを希望する都市生活者、定年退職者に対し、地域紹介、住まい作り等の情報、サービス提供を行い、地方への定住を促す


上記を6次産業といいますが、一般的に「6次化」として認識されているのは、地域複合型アグリビジネスの食品加工の分野です。生産者が自ら商品を加工し、流通販売まで手がけるビジネスモデルですね。




6次産業化のメリットとデメリット
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質問が次々に飛び出し、活発な議論となったDAY4

6次産業の基礎知識を押さえたあとは、メリットとデメリットのレクチャーです。6次化というとメリットばかりが語られますが、デメリットがある事もしっかり認識しておきましょう。自身の事業計画で、メリットとデメリットのバランスを確認する事が必要だと狩野さんも指摘しています。デメリットの方が多いようであれば、6次化に取り組むべきではないとも。以下にメリットとデメリットを簡単にまとめますので、確認してみてください。


●メリット

①収益の向上…新たな付加価値を加えることで、収益増につながる

②雇用の創出…業務拡大による雇用が創出され、地域貢献につながる

③地域資源の有効活用による、風土や伝統文化の継承及び地域の活性化


●デメリット

①加工場整備に伴う投資

②商品開発に伴う投資

③販路開拓及びコンサルティング費用

④商品開発による在庫リスクの発生


上記のメリットとデメリットを把握し、6次化に取り組まれる場合に注意点があります。最初は最少数でつくり、売れたらその分つくる。これは狩野さん自身の教訓だそうです。そして、スタートアップ段階では、外注を減らし、自分の手を動かす事でコストを下げる事も大切だとのことです。小さく始めて大きく育てるというスタンスですね。


最後に、6次産業化の目的を確認しました。6次産業化とは商品作りが目的ではありません。「生産」+「製造・加工」+「販売」+「経営」の4つを組合わせ、収益を上げ、継続的な事業を行うことが目的です。6次化は目的ではなく、あくまで手段であるという事を忘れてはいけません。6次産業化を取り組む上でも、持続可能なビジネスモデルを描く事が重要だと再認識させていただきました。



 


次回の社長料理人への道は、11月3日(日)に予定しています。DAY5は中間発表と財務のレクチャーとなります。ゲスト講師は日本政策金融公庫の田中篤様をお招きします。これまでの思考や学びを一端アウトプットし、ビジネスプランのフィードバックを得て今後につなげていきます。

日 時:11/3(日)10:00~15:30

場 所:コワーキングスペースGomboppa

テーマ:中間発表、財務


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