top of page
執筆者の写真sprout

ビジネススクール DAY4【財務】レポート


かくだ創業スプラウト,食の創業支援,ビジネススクール,起業支援,創業支援,起業,創業,田中篤,日本政策金融公庫,財務,veeell,特定創業支援事業

今年度のビジネススクールのDAY4を8/28に開催いたしました!


ビジネススクール第4回目のテーマは【財務】です。 今回の講師は、「日本政策金融公庫 仙台支店国民生活第一事業部融資第二課長」の田中篤さんです。田中さんは全国各地において創業支援の取組みに携わり、融資のみではなく、創業に関する有益な情報の提供も行っておられます。創業に必要な資金計画や創業計画の立て方について解説していただきました。


創業計画書の重要性
かくだ創業スプラウト,食の創業支援,ビジネススクール,起業支援,創業支援,起業,創業,田中篤,日本政策金融公庫,財務,創業計画書,veeell,特定創業支援事業
今回の講師の田中さん

これから創業を目指す、検討している受講生に対して、田中さんが最初に説明したのが創業計画書の重要性です。創業計画書とは、皆さんが事業を始めようとした際、どのような事業を始めたいのか説明するために作成する書類になります。


なぜ、創業計画書を作成するのでしょうか。それは以下の2つの理由があります。


①協力者(出資者、金融機関、取引先等)のため

→ビジネスを理解してもらい、力を貸してもらう

②自分自身のため

→自分が考える事業構想を整理し、事業化するための課題と「やるべきこと」を明確にする


創業計画書は、融資を受ける際の申請書の役割も兼ねています。そのため、創業計画書には、創業目的や動機の説明、事業経験のアピール、取り扱う商品やサービスのセールスポイントを記入する必要があります。既存の企業は決算書など、過去の情報がありますが、これから創業する場合は過去の情報がありません。協力者(出資者、金融機関、取引先等)に理解してもらうためには、創業目的や、資金の準備状況、計画をしっかりと記入することがポイントです。


なお、創業時に創業計画書を作成した起業家の方が、創業後の業績が良い傾向があるそうです。資金調達をできたとしても、事業全体が頓挫してしまったら元も子もありません。自分自身の事業構想を改めて整理するためにも、創業計画書を作成する所から始めましょう。


抑えるべきポイント

では、創業計画書を作成するとき、どのようなポイントを押さえて作成すれば良いのでしょうか。必要な4つのポイントを解説している図が以下になります。


◆創業計画書作成のポイント ~全体像~

かくだ創業スプラウト,食の創業支援,ビジネススクール,起業支援,創業支援,起業,創業,田中篤,日本政策金融公庫,財務,創業計画書,veeell,特定創業支援事業
講座資料より ©日本政策金融公庫

重要なことは、自分が作成した創業計画書の内容が、4つのポイントに矛盾している点がないか、繰り返し確認することです。実現する見込みがない計画では意味がありませんので、4つのポイントを何度も繰り返し確認することが大切です。



◆創業計画書作成のポイント ~全体の構想、事業内容~

かくだ創業スプラウト,食の創業支援,ビジネススクール,起業支援,創業支援,起業,創業,田中篤,日本政策金融公庫,財務,創業計画書,veeell,特定創業支援事業
講座資料より ©日本政策金融公庫

創業計画書を作成する上で、もう一つ大切なポイントがあります。それは、創業計画書の内容が、やりたいこと、できること、必要とされていることの3つがきちんと交わっている内容になっている事です。自分が考えた内容は、困難を乗り越えていけるほど熱意がある事なのか、お客様のニーズはあるのか、そのビジネスを行うための必要なスキルはあるのか。自分がやりたい事であっても、ニーズがなければビジネスが成り立ちません。やりたい事業内容でも、スキルがなければできない場合もあります。どれか一つだけであれば良いというわけではなく、上記3つの事が交わる部分にビジネスチャンスがあるといいます。創業計画書を作成する上で、抑えておきたいポイントです。



資金計画

最後は資金計画についてです。資金計画とは、事業を始めるにあたって、必要な資金の項目と金額を整理し、同時に、その実行に必要となる資金の調達方法を整理します。

かくだ創業スプラウト,食の創業支援,ビジネススクール,起業支援,創業支援,起業,創業,田中篤,日本政策金融公庫,財務,資金計画,veeell,特定創業支援事業
講座資料より ©日本政策金融公庫

ここでのポイントは手堅く始めるということです。創業する際、店舗や事務所など、立派な施設を備えたいと考えがちです。その分必要な設備資金も増えてしまい、リスクが高まります。そのため、最初は小さな設備から始めて、大きく育てていく発想が大事です。そうすることで事業の成功確率を高めます。また、実際に事業を始めてから黒字化するまで、平均6.6ヶ月掛かると言われています。設備資金に加えて、運転資金もきちんと計算しておくことも大切です。


もう一つ、必要な資金調達を計画する事も大切です。特に自己資金は大切です。自己資金が多いほど借入負担の軽減になり、余裕ある資金繰りができます。また、自己資金がある程度ある方が、協力者(出資者、金融機関等)に対して、計画性・事業意欲のアピールにもつながります。ただし、自己資金で十分足りない場合ももちろんあります。そのときは借入金も活用しましょう。創業する際、借入金の活用を含め、必要な資金を調達することが大切になります。


かくだ創業スプラウト,食の創業支援,ビジネススクール,起業支援,創業支援,起業,創業,田中篤,日本政策金融公庫,財務,veeell,特定創業支援事業
今年は完走される参加者が多く見られたビジネススクールとなりました。

いかがでしょうか。財務という少し難しい内容だったかもしれませんが、創業計画書や資金計画は創業する際に必要なものです。加えて、創業してからビジネスを継続、発展していくための指針のような存在であります。大事なポイントを、分かりやすく解説していたただきました田中さんありがとうございました!田中さんは最後に、今回の講座が皆様の創業(夢)にとって、何かヒントとなってくだされば幸いです。今回の出会いの場を大切にしてください。と受講生の皆さんに対しエールの言葉も送っていたただきました!



 


今回でビジネススクール全4回の講座が終了となりました。全4回受講していただきました方は特定創業支援事業を受けたことによる優遇措置を受けることができます。ご希望の方は下記の連絡先までお問い合わせください。

Tel:0224-63-2120(角田市商工観光課 担当:湯村)

syoko@city.kakuda.lg.jp


また、ビジネススクールの補講を実施致します。日程が確定次第、参加者及び本ページにてスケジュールを公開いたします。参加ご希望の方は、下記の連絡先までお問合せください↓

Tel:0224-61-0234(株式会社veeell 担当:武智)

Mail:veeell.kkd@gmail.com


なお、ビジネススクールの参加者の方は、来年3月までコワーキングスペース「Gomboppa」が無料で利用できます。現在の課題や今後について相談する場所としてもご利用ください。veeellスタッフが常駐して対応させていただきます。

コワーキングスペース Gomboppa

閲覧数:81回0件のコメント

Comments


bottom of page