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食ing DAYs DAY2レポート


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9/22に【食ing DAYs 】DAY2を角田駅コミュニティプラザで開催いたしました!

今年度の「かくだ創業スプラウト」では、食の創業支援を目的とし、「食×〇〇」をテーマとする連続レクチャー「食ing DAYs」を毎月開催しています。



【食 × 今世界で注目のSDGs!? 】

~ゲームと解説でSDGsを学び、その考え方をビジネスに取り入れてみよう!~


好評だった前回に引き続き、今回も満席となりました!

実は私たち運営スタッフも参加するつもりでいたのですが、満席のため泣く泣く席にはつけず、その分皆さんに楽しんでもらえる運営となるよう努めました!笑


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今回はゲストとして、一般社団法人IMPACT Foundation Japanプログラムディレクターの本多 智訓さまをお招きし、国連が目標に掲げ、今世界中の企業が参照している「SDGs」という持続可能な開発目標の本質を、カードゲーム2030SDGsを通して体験しました!


DAY2の構成は以下の通りです。

【1部】15:00-16:15 「2030 SDGsゲームの体験」

【2部】16:30-17:00 「SDGsのエッセンスをどのように取り込んでいくか?」


先に申しますが、今回はいつもより少々長くなります。

ご興味ある方は何卒最後までお付き合いくださいませ。




「SDGsってなに?」


SDGs。


あまり耳なじみのない単語かと思います。

ちなみに読み方は、エスディージーズ。


Sustainable Development Goals持続可能な開発目標 )の略称が、SDGsです。



『持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。 』(外務省HPより)


これではまだよくわかりませんよね。さらに、


『 持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます 』(外務省HPより)


つまり、全世界で2030年までに17のゴールを達成することによって、誰一人として取り残さない社会の実現を目指すための、 経済・環境・社会のあらゆる課題を含む具体的な目標 ということだと思います。


SDGsについて、ここで詳しく説明すると大変な文章量となりますので、イマココラボさんの以下のリンクを参照してみてください。非常に分かりやすいので。


https://imacocollabo.or.jp/about-sdgs/




カードゲーム「2030SDGs」

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さて、「誰一人として取り残さない社会」という理想的な社会の目標に、私たちはどのように向き合えばよいのでしょう?


目標が大きすぎてなかなか自分事、または所属する会社の事として置き換えるのは難しいかもしれません。


その「SDGs」をプロセスを楽しみながら体験できるのが「2030SDGs」というカードゲームです。知識を得るというよりも、自分と世界が繋がっている体験を通して、個人と目指すべき社会のあり方を実感していただくものです。


そのファシリテーターを務めていただいたのが、本多さん。


本多さんからルールの説明があります。


ルールはいたってシンプルで、事前に与えられた「お金」と「時間」を使って「プロジェクト」を実行し、設定された自分のゴールを達成するというもの。


ゲームの概要は以下の通りです。


①参加者は、手元に4種類のカードを持った状態でゲームをスタートします。

 ・自分のゴールが書かれたカード

  (大いなる富/悠々自適/貧困撲滅の聖者/環境保護の闘士/人間参賛歌の伝道師)

 ・実行するプロジェクトカード

  (青:経済、緑:環境、黄:社会)

 ・お金のカード(説明不要ですよね)

 ・タイムカード(2030年までの有限な時間)


②お金と時間を使ってプロジェクトを行うことで、個人のゴール達成を目指します。

プロジェクトを実行すると、より大きな資金や次の開発プロジェクトカードが発生します。開発プロジェクトを達成すると「意志」カードがもらえ、最終的に自分のゴールをクリアするのに必要になります。


③一人ひとりがプロジェクトを実行することによって、「経済」「環境」「社会」の世界の状況メーターがその都度上下に変動していきます。


④時間内の活動内容は自由で、プロジェクトを実行する、何もしない、交渉してカード交換をするなど制限は設けられません。


⑤前半行動タイム(9分)→中間発表&本多さんからのフィードバック→後半行動タイム(14分)→最終発表



前置きが長くなりましたが、いよいよゲームスタートです!!




前半戦は個人戦!?


みなさん自分のゴール達成に向かって、もくもくとプロジェクトをこなしていきます。

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本多さんもプロジェクトの審査に大忙しです。

中には思い悩まれている方もいましたが、前半の活動時間が終わって個人のゴールを達成された方が4名いらっしゃいました。


中間発表での世界の状況メーターは、経済:10、環境:8、社会:5という結果。


経済は順調な伸びを示しましたが、その分社会のパラメーターが置いてけぼり。

生活は豊かになりましたが、犠牲にしているものが見えてきました。


はたしてこのままでいいのか!?




動き出す後半戦


先に最終結果をお伝えします。


経済:17、環境:8、社会:10(10がSDGsのボーダーラインだそうです)

個人のゴールを達成された方が7名という結果でした。


変化が顕著なのは最下位だった社会が10となり、SDGsを達成している点です。


なぜこのようなことが起きたのでしょう?


理由は3つありそうです。

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①すでにゴールを達成した方たちが、世界の状況メーターを気にしだした。


②個人のゴールを達成する前に世界の状況メーターを良くしようとした人がいた。


③個人のゴールを達成しようとした結果、最終的に社会の指標が伸びた。



前半戦のゴール達成のための個人プレーから、上記のようないろんな思惑が重なり、参加者同士のコミュニケーションが活発になっていきます。


席の移動も頻繁になり、大きな島になってみんなで課題を共有したり、ふたりで交渉している人たちがあちこちにいたり。


前半から後半での意識の変化が、みなさんの行動を変えていったんですね。





ふりかえり


意識の変化のきっかけとして、中間発表での本多さんからの世界状況の指摘や、ある人からの呼びかけなどがあったと思います。


そしてゲーム体験を通しての感想や気付きをチームで共有してもらいました。


冒頭でお話しました、「SDGs」という持続可能な開発目標の本質。


ここまでくるとみなさん実感として納得されているご様子。


それは、「世界は繋がっている」&私も「基点」ということです。


さらにもうひとつ。

世界が目指す目標を「見える化」し共有することによって行動が変わる。


自分が実行したプロジェクトによって、経済が伸び、環境が減る。その状況を見て共同で環境を良くしようと動く人たちがいたり。自分の活動が世界に何らかのインパクトを与えている、または与えることができるというシュミレーションは、私たちの現実世界でも意識の変化をもたらしてくれるきっかけになりそうです。


そして本多さんが問います。


「みなさんの現実社会でのゴールとプロジェクトはなんでしょうか?」


こういうことなんですよね。


実際のSDGsはどうなっていますか?


本多さんに紹介いただいたように、すでに多くの企業が、自治体が取り組んでいます。

そして、投資家や国の資金がSDGsへと動いています。


参加者のみなさんがゲームの中で、

自分のゴールを達成したあとに世界に貢献しようとしたように、

またはその道中で出会った仲間と一緒にゴールを目指しながら世界の状況を改善しようとしたように、

まずは世界市民の一人である自分が豊かになることが大事ですよね。(ここを本多さんも強調されていましたね!)

まさに本多さんも丸森町で、 MARUMORI-SAUNA株式会社を仲間と興し、自己実現を通して豊かな社会を目指す取り組みをされています。


私は、本多さんの世間に対してファイティングポーズを取り、お仲間とともに、楽しみながら実践している姿勢が大好きです。




まずは自分から声をあげてみること。


『風が吹けば桶屋が儲かる』 ということですね。


実際に本日のゲームの状況が動き出したのは、だれかが困って助けを求めだしたり、世界の状況メーターのどれかを改善しようと仲間を募ったりと、自分以外のだれかと関わりだした時でした。


自分の状況を伝えること。


自分の考えを話すこと。


本当に大事ですね、私も「基点」なのですから。




あ~SDGsってこういうことね、と参加された方はお分かりいただけたと思います。


ただ、理解しただけで終わるのか。この場にいた私たちが「SDGs」の本質を持ち帰ったあとにどう行動していくのか、ですよね。


「2030SDGs」はその本質やビジネスに通じる交渉やコミュニケーションのあり方も考えさせられる素晴らしいゲームでした。


今回のテーマを提案いただいて、実施していただいた本多さんありがとうございました!




 

今回も素晴らしいファシリテーションで、さすがだな~と関心しきりでした!

そんな本多さんのご活躍はこちらから↓




さて、次回の食ing DAYsは、10/20(土)@ Gomboppaとなります!

次回ゲストとして「株式会社ゆいネット」と「株式会社たびむすび」代表取締役の稲葉雅子さんをお招きし、旅行という視点からターゲット設定や地域の魅力を考える講義をいただきます!

詳細は以下のリンクをご覧ください♪

https://www.sprout-kakuda.com/blog/shokking-days-day3

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