top of page

【社長料理人への道】DAY5レポート-part2 -


社長料理人への道,「食」に関する起業サポートワークショップ,プログラム,起業支援,創業支援,社長料理人,DAY5,中間発表&事業計画書の書き方
DAY5part1の中間発表の続編です。

斉藤亮さん、一條英樹さんの中間発表の内容はpart1からご覧いただけます。ここからは、斉藤マヤさんと佐藤真紀さんのプレゼン、ゲストからの総評をお届けします!


https://www.sprout-kakuda.com/blog/syacho-ryoronin-day5-part1



中間発表


◆斉藤マヤさん◆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


角田市地域振興公社にお勤めの斉藤マヤさん。実は7月にかくだ創業スプラウトで実施したビジネススクールに参加されていたご縁で、本プログラムにも参加されていています。今回の構想をすでにビジネススクールのときからお持ちで、構想から具体的なプランにしたいと奮闘中です!


(事業内容)

3年後を目処に「取れたて野菜を味わえるごはん家」の創業を考えている。何でごはん家をしたいか。私が昔おばあちゃんちに行って食べた田舎料理は、おしゃれなものではないけどあたたかいごはんでした。そんなごはんを皆さんに食べてもらいたい。


実際何を売るのか?店舗の敷地内に畑をつくって取れたての新鮮野菜を使った料理を提供したい。1000円の定食で、内容はごはん、主食、季節の野菜、汁物。定食は単価の高い角田の食材は使いにくいので、今後検討していきたい。畑は都会の方向けのオーナー制度にして、管理料金を得る。オーナーから野菜を分けてもらった分は管理料金から差し引いて、仕入原価を抑えることを考えている。


場所は角田市に近い丸森町にある知人の広い敷地を使わせてもらうことを想定している。お店の特徴としては、食べるだけではなく、気に入ってもらった野菜を提供したり、生産の現場を紹介できるような場所にしたい。生きるために口に入れる食材がどのように創られているか、本当の現場をそのまま見てほしい。お店を知ってもらうために、クチコミに力を入れて生きたい。事業内容を考えるたびに最初に想定していた場所が良いのか判断できなくなってきているので、想定していた場所からもう一度検討したい。今後はよりリアルな数字を検討していきたい。



小出さんコメント

① 近隣には競合となる農家レストランがあるのか?

② 仙南の食材はレベルが高いので、気をてらったものでなく、一般的なメニューでも美味しい素材を味わえれば十分魅力的になるのではないか。

③ 集客面では、インバウンドを視野に入れるといいのでは?

④ 遠方の方にどうやってクチコミで伝えるのか?


佐久間さんコメント

① 想定している場所は、目的がなければ人が行かないような場所なので宣伝に力を入れないとなかなか集客できないかも。

② メニューをもっと具体的に考えていけば、詳細も詰まるのではないか?


小林さんコメント

① ターゲット(都会の人)に宣伝する手法として、クチコミは適切なのか?

② 商品やメニューにインパクトがほしい。

③ 単価が高い角田のお肉でもやり方によっては問題なく定食で使える。

④ ご自分で畑をやられるなら、それは既に角田の食材ですよね。もっと肩の力を抜いて考えても大丈夫ですよ。



社長料理人への道,「食」に関する起業サポートワークショップ,プログラム,起業支援,創業支援,社長料理人,DAY5,中間発表&事業計画書の書き方,プレゼン


◆佐藤真紀さん◆ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


佐藤真紀さんは、現在丸森町でカフェつぶっこを経営されています。2013年に風評被害に苦しむ丸森町を元気にしたいという想いから、仙台市から移住してカフェを始められました。 震災後でも丸森に住み続ける方を元気にしたいと考え、お店のコンセプトは「 心よろこぶ 体よろこぶ 」としています。当時町の中に農家レストランはありましたが、カフェの競合店がなかったのでカフェを始められました。地元の方には気軽に利用してもらえるように飲み物とケーキ、遠方からの方には地元の野菜をつかったご膳を提供しています。

創業5年目を向かえ、様々な課題に直面している真紀さん。そこで、カフェつぶっこの次の5年を見据えたステップを踏むために本プログラムに参加しています。


(事業内容)

現在のターゲットは40~50代の女性。多くの人が元気になってもらうには、家庭の中心のお母さんを元気にすることが大事だと考えている。メインメニューは一般的な食材をいろんな調理法で提供するお膳とし、お客様からは好評をいただいている。現在は地元の野菜中心のお膳はすべて予約制、飲み物とケーキは予約不要として営業している。


店舗の課題が5点ほどある。ひとつはお店の広告宣伝が弱いこと。これまで手をつけていなかったSNSにも力を入れて、予約に結び付けたい。そこからリピーターを増やすための仕組みを作っていきたい。次に、これまで経営面で数字をあまり見てこなかったが、これからは数字を細かく見て、しっかり利益を出せるように経営したい。3つ目は、開店5年目ということもあって、メニューがありきたりになってきていて、新しい食材や調理法を考えていきたい。4つ目に、現状1200円のご膳を食べてもらうとお腹いっぱいになるお客さまが多く、追加オーダーをいただくのが難しい。メニュー内容をご膳から変更するのか、または野菜だけのご膳を継続するとすればどうやって利益を挙げるのかを悩んでいる。いずれにしてもパンチのある新しいメニューを考えたい。最後に、店舗と畑と家庭を掛け持ちながら営業しているので、マンパワーに限界がある。そのためどのような営業形態にしていくのがベストなのかも現在考慮中。スタッフを採用する体力もないので、段階を踏んでお店の経営体力をつけていきたい。



小出さんコメント

① ターゲットは地元の方?

② 飲食の部分だけではなく、体験などの付加価値を考えられてみては?

③ 自分の思いを伝えて、共感してもらう人を増やすことが重要。


佐久間さんコメント

① レシピ提供をしてマンネリを防止してみては?

② 丸森町中心部の観光客も呼び込みたいならば、ターゲットをしぼったり、集客面での工夫があるといいのでは?


小林さんコメント

① SNS等で共感してもらって、実際にお店に来てもらう動線を考えることが大事。

② 自分のやりたいことと利益をいかに両立させるかを真剣に考えてほしい。




中間発表総評

社長料理人への道,「食」に関する起業サポートワークショップ,プログラム,起業支援,創業支援,社長料理人,DAY5,中間発表&事業計画書の書き方,総評
左からveeell Inc.小林さん、日本政策金融公庫の佐久間さん、小出さん。

小出さんコメント

事業を続けていくことというのは、しっかり利益を出し続けるということだと思います。やりたいことと利益を出すということのバランスはとても難しいと、多くの事業計画書に触れる中で私も日々感じています。ただ、一番大事なことは皆さんの熱意です。皆さんからはその熱意をひしひしと感じましたので、引き続きがんばっていただきたいなと思いました。


佐久間さんコメント

普段は出来あがった計画書に目を通しているので、こういうふうに事業計画書が出来上がっていくんだなと勉強になりました。収益の具体性と熱意の継続性をもって進んで行かれると感じましたので、がんばっていただきたいと思いました。この度は大変勉強になりました。ありがとうございました。


小林さんコメント

皆さんの頭の中を白黒からカラーへと、どんどん具体的になるようにしっかりと詰めていきましょう。今皆さんはプランを発表されて、マラソンでいうと自分がどのあたりにいるのかはっきりされたと思います。これからゴールまでどのように進んで行かれるかが大事です。ゴールとは開店ではなく、繁盛することです。繁盛というゴールまで私も一緒にマラソンしますので、一緒に考えていきましょう。




以上、長時間に渡っての中間発表は終了です。講評していただいた皆さん、受講生の皆さん大変おつかれさまでございました!

ここでおひらきとならないのが社長料理人への道です(笑)。このあとは、中間発表にも参加いただいた日本政策金融公庫の小出様より、創業計画書についてのレクチャーとワークショップをたっぷりしていただきます。経営面での数字に不安なところがある方がいますので、午後の部もしっかり吸収していきましょう♪


part3はこちらからどうぞ!

https://www.sprout-kakuda.com/blog/syacho-ryoronin-day5-part3

閲覧数:2回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page