【社長料理人への道】DAY8レポート
DAY8:最終ワークショップ&発表会
DAY1が開催されたのは、まだまだ夏本番の9/2でした。お互いに自己紹介するところから始まり、アイスブレイクをしていた受講生たちが、今ではすっかりチームになりました。分からないところは教えあい、できる方はアドバイスを贈ります。ともに歩んできた5名の受講生は、今日の最終講義を経て、1/19(土)のイベント登壇でフィナーレを迎えます。本日は、そのための導入となります。
午前中は1月イベントのプレゼンでの作法とプレゼン内容の作り方を解説し、実際にフォーマットを使ってビジネスプランを整理します。午後はプレゼン用にまとめたプランを、本番を想定して発表していただきます。プランのフィードバックをもらい、発表終了後にプレゼンの練習を行います。
ピッチ作法
いよいよ最後の講座となりましたが、ここでおさらいです。本講座への参加条件として、以下の項目がありました。
①角田市での食に関する起業を希望する方、または興味のある方
②角田市の食材を使用したメニュー開発を希望する方
③本プログラム及び1月のイベントに出席できる方
本日は③のイベントへ向けて準備講座です。これまで受講生の皆さんは、角田のフィールドに出て実際に生産者さんや食材に触れ、ワークショップを行い、専門知識をインプットして、自身のビジネスプランに練り込んできました。創業と経営に関して、ツールとしての知識面での準備は十分です。問題はここから。プランをいかに伝えて、開業するお店に来店してもらうか。ここでのキーワードは「共感」です。
そのために、一般の方も参加できる1月のイベントでは、受講生によるピッチと本期間で試作したメニューのテイスティングをしていただきます。ピッチというと、聞きなれない言葉かと思いますが、基本的にはプレゼンテーションの短い版だと思ってください。ピッチはプレゼンよりもカジュアルで、初めての相手に新しいアイディアを提案するものです。そして、とても重要な点が3つあります。
●共感を得ることが大事
●簡潔に話す
●専門用語を極力使わない
プレゼンのように、話し手と聞き手の間に共通の背景がないのがピッチなので、誰にでも分かる言葉で伝えて、内容に共感してもらうことが非常に重要です。参加者の方々から共感を得られるかが、創業へ向けての第一歩となるわけですね。
共感を得て、ファンになってもらい、実際にお店に来てもらうという目的のために、どのようにピッチをするのかが本日のアジェンダです。紙の上でどんなに素晴らしいビジネスプランを準備して創業したとしても、来店してもらうお客さんがいなければ、いいプランとは言えません。プランを提案し、共感をいただき、実際にお店に足を運んでもらうために、ピッチで意識してほしいのは以下の2点です。
①3W1H(Why,How, What, Who)
②時間軸(3つの時間)
受講生の方は、DAY4での店舗コンセプトを考える際に5W3Hのフレームを活用しましたが、ピッチではもっと簡潔な3W1Hをストーリーラインの基本とします。余分な情報をそぎ落として、シンプルに伝わりやすい話の骨格が3W1Hです。そこに時間軸を意識したストーリー展開とすることで、共感を得やすい構成になります。過去、現在、未来と話を展開することで、創業の背景や原体験を共有し、プランを理解し、創業する店が描く将来像に共感を得ることを目指します。
そして、大事なのは練習すること。発表者の意図とは裏腹に、聞き手は思ったように行動してくれないことがほとんどです。話しても行動してくれないのは当たり前。限られた時間の中で発表者の目的(適切に話が伝わり、共感してもらい、実際に行動してもらう)が達成されるためには、ピッチの練習を繰り返すことしかありません。本日は用意したフォーマットに従って原稿を用意し、本番を想定した発表をしてもらいます。みなさん初めてのピッチということもあり、本番をイメージしにくいかと思います。ここで、食ingDAYsでもお世話になりました株式会社GNSの廣田拓也さんの動画を見て、一緒にピッチがどのようなものかを確認しました。
https://www.youtube.com/watch?v=kcUrUEFjGYU
リンク:YouTube
SENDAI for Startups! 2017 起業家プレゼンテーション
(福島代表:廣田様)
最終ワークショップ&発表
廣田さんの素晴らしいピッチを拝見して、逆に怖気づいてしまった受講生も(笑)廣田さんのピッチ内容は確かに素晴らしいものですが、そこはあまり気にしてほしくありません。受講生のみなさんには、既にそれぞれのストーリーがあります。内容の優劣ではなく、自分の想いを伝えて共感してもらうことに集中してほしいと思います。
午後は、受講生みなさんのストーリーを表現するために、先ほどの3W1Hと3つの時間を意識したピッチ用の原稿を作成します。みなさん、黙々と書き込みます。分からないところは、知識を共有しながらディスカッション。プレゼンに慣れている一條さんが、積極的に状況をリードしてくれます。
1時間のワークショップで手探りながらも原稿を完成させ、いよいよ初ピッチです!
本日は「かくだ創業スプラウト」事務局の木村さん、高橋さん、湯村さんにも午前中よりご参加いただき、午後の受講生のピッチでは、それぞれの発表に対してのご意見もいただきました。受講生にとっては、初めてのピッチにゲストがいるとあって、ことのほか緊張してしまった方も。
さて、ピッチの内容ですが、来月にイベント本番がありますので、本稿では控えさせていただきます。プログラムスタートから、最終日まで本当にあっという間でした。受講生のみなさんは、毎回新しい知識に触れ、ワークシートや創業計画書の作成、Gomboppaでのメンタリング等、お仕事との両立でご苦労なさったと思います。本日は講座最終日ですが、決してゴールではありません。1月のイベントも創業することもゴールではありません。DAY5で小出さんも仰っていましたように「ビジネスを維持・発展させること」、そしてそれぞれの創業の目的を達成されることです。
来月のイベントは、社長料理人候補生として、受講生の門出を祝うステージです。
受講生のみなさんは角田市、丸森町、柴田町それぞれご自分の地域で生業を起こし、地域とともに成長し、地元の良さを発信していきたいと本気で考えている方々です。多くの方を巻き込んで、地域を盛り上げたい!と。
この記事をお読みいただいた方は、ぜひ受講生の想いに巻き込まれに、1/19のイベントにいらしてください(笑)当日は受講生のピッチだけでなく、試作品のテイスティングやゲストによる基調講演も予定しています♪イベント概要は以下のようになっております。
2019年1月19日
@仙南シンケンファクトリー
◆15:00 開場
◆15:30~18:30 イベント開催 [参加費無料]
(ゲストによる基調講演、ピッチ、角田食材使用メニューのテイスティング)
◆18:45~20:15 懇親会 [参加費4,000円]
イベント概要につきましては、今後多少の変更あるかもしれませんが、内容に関しての変更はございません。今後、詳細が決まりましたら改めて報告させていただきます!!
既に受講生のみなさんは講座終了後からイベントに向け、Gomboppaに通われてveeellスタッフと打ち合わせを重ねています。ぜひ!多くの方に受講生の想いを見ていただきたい!
当日、多くの方のご来場を心よりお待ちしております♪
それでは、「社長料理人への道」の続報をお楽しみにー (o^∇^o)ノ
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