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【社長料理人への道】DAY6レポート-part1-


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11月11日に「社長料理人への道」DAY6が開催されました。

DAY6:食に関するレクチャー&ワークショップⅢ


前回の中間発表を終えて、収穫もあれば課題も見えた受講生たち。自らの課題を解決すべく、積極的にGomboppaに足を運んで学習する姿は日々たくましさを増しています。

本日は、受講生が二人一組で交互にプランを発表し、お互いに気兼ねなく講評する場を設けました。午後は一般社団法人IMPACT Foundation Japanプログラムマネージャー、MARUMORI-SAUNA株式会社の本多智訓様をお招きし、ご自身の創業経験を踏まえた「経営全体」を考えるコツをお話しいただきます。そして、本日の学びを通して自分のプランを深化させることを目的とします。


ワークショップ

先ずはワークショップからスタート。二人一組になり、交互に自身のビジネスプランを発表します。内訳はプレゼン5分、ディスカッション8分とし、相手を変えて3セット行います。受講生のプレゼン、ディスカッションが始まると、Gomboppa内がみなさんの熱気で充満!気の知れた仲間どうしとあって、予定の時間を押すほど白熱した意見交換が繰り広げられていました!


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左から、阿部良一さん、一條英樹さん、斉藤亮さん、佐藤真紀さん。

●一條英樹さん

試作品の作成や、ターゲット層、値段設定など、最も詳細にビジネスプランを作成しています。他の受講生にも積極的にアドバイスを行います。

●佐藤真紀さん

最近お店のSNSページを開設。今まで不足していた広告宣伝に力を入れています。皆さんからのアドバイスに熱心に耳を傾けます。

●阿部良一さん

味噌の販売・加工を模索中。誰よりも勉強熱心でリーンキャンバスには字がびっしり。最近はSNSを始めて、操作に悪戦苦闘しながら奮闘中です。

●齋藤亮さん

パン職人の経験を生かして、Restaurant&Bar Panchのハンバーガー部門のブラッシュアップにチャレンジ。地元の季節の食材を利用した新バーガーを考え中。

前回の中間発表では、講師の方々から様々な視点で指摘をいただいた受講者の皆さん。今回の発表内容を聞いていると、回を積み重ねるごとに話が具体的になり、少しずつビジネスプランの輪郭が見えてきました。最近は、受講者同士で自分の得意分野を共有する姿も見られ、絆が深まると共に、お互い刺激し合っていることが見て取れます。12月9日の最終発表まで残すところ約1カ月を切りました。日々成長を続ける受講者の皆さんを今後も注目してください!




自分たちでやってみよう!
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ゲストの本多智訓さん

午後からのレクチャーは、一般社団法人IMPACT Foundation Japanプログラムマネージャー、MARUMORI-SAUNA株式会社の本多智訓様にバドンタッチ。本多さんは数社の勤務経験を得て、丸森町にMARUMORI-SOUNA株式会社を設立。自身の創業体験談の共有と、マーケティングのレクチャーを通じて「経営全体」を考えるコツをお話いただきました。


始めに、受講生の皆さんに自身の創業体験談を共有していただきました。これから創業を目指す受講生にとって、実際の創業体験談ほど貴重な話はありません。

本多さんが創業するきっかけとなったのは、丸森町で創業支援の仕事をしていた時まで遡ります。創業に興味がある方に対して、起業しませんか?と言っても、言葉だけではなかなか相手に伝わりせんでした。どうしたら伝わるのか。そう考えたときに、私たちが先頭となってやらないと人には伝わらない。起業しませんか?ではなく、自分もやっています。一緒にやりませんか?と声をかけ、自分たちの頭と手を使って、みんなで新しいことにチャレンジできる仕組みを会社にしたのが、MARUMORI-SOUNA株式会社になります。

MARUMORI-SOUNA株式会社は、本多さんの他、丸森町役場職員や地元町民の方が株主として自らお金を出資して設立されました。ここで一番大事なポイントは、補助金やコンサルタントには頼らず、自分たちで考え、自分たちで実行することです。実際、受講生の皆さんはリーンキャンバスやコンセプトシート、創業計画書等を自分たちで試行錯誤しながら作成しています。頭を悩ますことも多いと思いますが、その分、身に付くことが多いはずです。


ビジョンの大切さ

次に、自身の創業体験談を踏まえた、創業する際に抑えておきたい4つのTIPSを教えていただきました。

①:Visionは早めに言語化&チームメンバーに共有すること

②:役場の方をうまく巻き込むと、地域の中での信用度が飛躍的に上昇

③:予算は想定の1.5倍に膨れ/スケジュールは3割遅れることを前提に

④:どれだけ根回ししても、反対する人はいる。腹をくくろう。


この4つ中でも、特にVison(以下、ビジョン)を言語化し、共有することが大切と話す本多さん。ビジョンというのは、皆さんがやりたいこと(ビジネスプラン)を行うことで、その先に何があるのか、その結果世の中がどう変わるのか、という絵を自分の中で明確に持つことから始まります。この想いを相手にきちんと伝えることで、協力者や仲間を増やす役割となるのがビジョンです。

午前中のワークショップで受講生の皆さんが行ったのは、まさにビジョンを言語化して伝える部分です。自分のビジョンを伝えることは、お客様に自分のサービスを売るときはもちろん、前回の講義でもあったように、金融機関から創業資金の融資を受ける場合も必要です。さらに、皆さんが創業して従業員を雇うことになった場合、なぜこの仕事をやっているのか明確に伝え、共有することがとても大切になります。もし、ビジョンが明確に伝わっていない場合、チームとして仕事の目的意識がバラバラになってしまい、事業がうまくいかなくなってしまう可能性があります。一方で、ビジョンを明確に伝えることができれば、仕事の目的意識が明確になり、従業員のパフォーマンスが上がることで事業がうまくいく要因にもなります。


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MARUMORI-SAUNAウェブサイトより

創業後、事業がうまくいくときもあれば、すぐにうまくいかない辛い時期に直面するかもしれません。前回の講義で小出さんが説明していたように、創業計画を作成しても、案外計画どおりにはいかないものです。そんな時こそ、自分が立てたビジョンが大切になります。どの企業にも会社内やホームページ内にビジョンが掲載されていますよね。

MARUMORI-SOUNA株式会社を例にあげると、「私たちのビジョンはサウナを作るのがゴールではありません。私たちがきっかけとなってサウナを作ることで、その光景を見た人々が、自分たちもできるはず、やってみようという人を増やすことです」と本多さんは話します。

講義では自身の創業体験談を踏まえた、創業する際に大切なポイントを解説していただきました。実際の体験談を聞いたことで、受講生の皆さんは今一度、自分のビジョンを深化させる大切さを学んだと思います。本多さんは最後に、MARUMORI-SOUNAで飲食物を提供したいので、「皆さん、ぜひ一緒にやりましょう!コラボを楽しみにしています!」と話し、このワークを締めていただきました。MARUMORI-SOUNAで受講生の料理が皆に喜ばれている姿を想像すると、とてもワクワクします!


Part1はここまで。後半はマーケティングの基本的なフレームワークを学び、各自のリーンキャンバスのブラッシュアップを行います。その模様はPart2でお届けします。


https://www.sprout-kakuda.com/blog/syacho-ryoronin-day6-part2

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